【M|17】MariaDB User Conferenceに行ってきました!

実際に訪れてから、見事に1ヵ月以上経過してしまいました!インサイトテクノロジーの松尾です。今回のブログでは、4月にニューヨークで開催された『M|17』とその直前に開催された『MariaDB Developer (Un)Conference』に行ってきたのでご紹介します。

『M|17』とは?MariaDB初のユーザー会議『M|17』について

『M|17 』はMariaDB初の単独ユーザー会議として開催されました。MariaDBを中心とした開催で、だいたい200名くらいの参加だったでしょうか?大規模すぎず、とてもよいカンファレンスでした。大規模でないが故に、Montyこと、Michael Widenius氏がすぐ近くにおり直接話すことができたりします。

また、M|17では、MySQL/MariaDBの世界で活躍する日本人、Facebook松信さん()、Spiral Arms斯波さん()の講演もありました。双方とも処理を分散させるストレージエンジンのお話しというのも興味深いですね。

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ColumnStoreの多くのセッション

MariaDBは昨年末にカラム型ストレージエンジン「ColumnStore」をGAリリースしたこともあり、今回のM|17でもワークショップから始まり、多くのセッションが設けられていました。ColumnStoreは、もともとInfiniDBとしてInfiniDB社で取り扱っていたものですが、同社のビジネス終了に伴い、InfiniDBをフォークして開発されたものです。InfiniDB自体は、日本だと以前はアシスト社が扱っており、日本語情報もまだたくさん掲載されています。(もちろん、InifiniDB社のビジネス終了に伴い、アシスト社でも現在は取り扱っておりません。)

カラム型ストレージエンジンは特に分析用途に強いとされ、多くの商用データベースでもカラム型オプションなどが提供されていたりします。MariaDB ColumnStoreは、オープンソースであること、MariaDBをフロントエンドとして標準SQLで取り扱えること、トランザクションを効率的に処理可能な、従来の非カラム型ストレージエンジンとのジョイン操作なども容易に行えること、などを特徴として、今後の展開を狙っています。M|17のサイト(https://m17.mariadb.com/ )で各セッションの動画などが公開されていますので、ぜひご覧ください。

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MariaDBの開発方針を決める会議『MariaDB Developer (Un)Conference』

M|17の直前の2日間で開催された開発会議。参加は50名くらいでしょうか。オープンソースのソフトウェアの開発会議というのに初めて参加しましたが、各要素についてディープな議論をしつつ、次のバージョンには何を入れよう、というのを議論していました。私のように開発に直接かかわっていない者も参加して議論の過程が見えるというのもとても面白く、またドキュメンテーションについての意見交換も行うことができ、有意義な会合でした。「Open for all current and future contributors」とのことです。

Developers (Un)Conferenceのサイトはこちら → https://mariadb.org/2017-developers-meetup-new-york/

ちなみにM|17の運営主体は「mariadb.com」、Developers (Un)Converenceは「mariadb.org」とのことです。

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『db tech showcase OSS 2017』2017年6月16日-17日@秋葉原 オープンソースデータベースに着目した2日間

文中でも紹介させていただきました、Montyこと、MySQLの生みの親Michael Widenius氏や、Facebook松信氏、Spiral Arms斯波氏にご登壇いただくオープンソースデータベースに特化したカンファレンスを秋葉原にて開催します。M|17でもお話しされた、MyRocksの解説など、日本で聞ける機会はごくわずか、このチャンスをお見逃しなく!

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