IT技術者がIT Heroになるイベント「Microsoft Tech Summit」参加レポート

こんにちは、マーケティング部の市川です。秋はセミナーシーズンですね!インサイトテクノロジーでもセミナーが続いており、集客に追われる日々を過ごしています。
さて、 db tech showcase ※1 のスポンサーでもある、日本マイクロソフト主催のビッグイベント、Microsoft Tech Summitが11月1日2日の二日間、ヒルトン東京お台場にて開催されました。
今回は、初日基調講演を主に、イベント全体のレポート記事を書きたいと思います。
( 弊社エンジニアが参加した技術セッョンのレポート記事も上がっております!こちらからぜひ、チェックしてみてください♪ )

IT Heroのためのイベント

日本マイクロソフトでは、「ITテクノロジーでより良い世界を作る」をミッションに、IT技術者の技術向上を目的とした大型テクニカルイベントを年2回開催しています。
「Microsoft Tech Sumit」とは主に、企業や組織のIT導入運用にかかわる技術者や、IT導入の意思決定者を対象とした、エンタープライズ向け技術カンファレンスです。クラウド技術によるデジタルトランスフォーメーション(IT技術で人々の生活をより良い方向に変えていく)を実現をするため、最新情報と実践的ノウハウを学びたい、IT技術者のためのカンファレンスです。セッション数は2日間で100以上と、技術者向けセミナーとしては、国内有数のビッグイベントです。

企業ITに求められるもの

基調講演冒頭では、なぜ日本マイクロソフトがテクノロジーイベントを開催するのか、そしてこれからのIT技術者の未来について紹介されました。
日本マイクロソフト 執行役員 デベロッパー エバンジェリズム統括本部長 伊藤かつら氏は「ITはコスト削減の対象で、どちらかというと軽視されてきたところがあります。しかし、ITがビジネスを加速させる時代となりました。それを進めるのがIT技術者であり技術革新を通じて、IT技術者がヒーローになる時代です。」と述べていました。

さて、基調講演のタイトルである「いま、企業のITが求めるセキュリティと管理、そしてITヒーローによるイノベーション」ということで、今、企業ITに求められるもの、そしてIT技術者が課題として挙げられる3つのテーマ

  • セキュリティ
  • システム管理
  • イノベーション

を軸にマイクロソフト製品と導入企業の実例を交えながら、デモンストレーション形式でセッションは進められました。

1.セキュリティ

企業ITとして必ず取り上げられるのが「セキュリティ」問題です。
流出している顧客情報は日本人口よりも多く、ハッキング対象はパソコンや監視カメラでも起きており、セキュリティ対象が何かわからない時代になっています。
この項目で事例に上がったのは、ベネッセでした。苦い経験を元に、最も顧客情報に厳しい企業としてセキュリティを強化すると共に、タブレッドを使った新たなサービスを導入するなど、安全なIT連携に取り組んでいると紹介されました。さらに、Windwo10 Credential Guardなどを用いたサイバー攻撃への具体的な防御方法をデモンストレーションで紹介しました。

また、セキュリティ対策において一番最初に取り組むべき対策への問いかけには

  • 全ての防衛戦略を実施すること
  • 最新の技術を導入するべき

と回答していました。
セキュリティに対する取り組みは、IT部門だけで動かせるプロジェクトではありません。ハッキングや情報漏えい被害がどれだけ起きているか、保有データがどれほどセキュアなものか、狙われるシステムは何か、一社一社に合わせたセキュリティ対策・体制を全社規模で取り組むことが必要であると紹介していました。

2.システム管理

続いて、「ITシステムをいかに効率よく、確実な運用をし、そこで得られた知見をどのように次のステップに活かすか」をキーワードに、Windows Server 2016の導入によりシステム管理の新た体制を実現させた、コロナ株式会社が事例に上がりました。紙のカタログからタブレッドを用いた電子カタログの導入背景から、外部から社内サーバにセキュアで安全にアクセスできるようになった事例が紹介されました。
デモンストレーションでは、「インフラ運用を面白くする」をテーマに、インフラメンテナンスのコスト・負荷を解消するためのクラウド利用を、iphoneによるデータのリアルタイム可視化の提案と共に、インフラシエンジニアの新しいワークスタイルが紹介されました。

3.イノベーション

最後に、DevOpsをキーワードに、アプリケーション開発の大幅な時間短縮の事例として、日本電気が紹介されました。日本マイクロソフト テクノロジーセンター センター長 澤円氏は「DevOpsはスタートアップの企業では取り入れられる事例が多いが、大手企業での導入はなかなかない事である。一般化することでより多くのイノベーションが発生できるのではないか。」とビジネスに直結したIT活用の普及をすすめていました。
また、Visual Studio Team Servicesを利用した、DevOpsの実用例として、カラダメディカによるデモンストレーションが行われました。さらに、Windows10の効果的な利用方法を液晶ディスプレイにてデモンストレーションが行われ「支えるための運用管理ではなく、攻めのIT活用」の実現が進んでいることが目の当たりにされました。

ミックスリアリティを世界に広める ”Hololens”

基調講演最後のステージでは、日本マイクロソフト株式会社代表取締役社長 平野拓也氏が登壇しWindows10が搭載されたバーチャル空間との融合世界を体験できる、複合現実ヘッドマウントディスプレイ(VR HMD)「HoloLens(ホロレンズ)」が日本の開発者と法人向けに販売が開始されることを発表しました。
2016年内にプレオーダーが開始され、価格、日程に関しては近日公開予定だそうです。

EXPOブースにホロレンズが展示してありました!

国内では初めての展示だそうです(かっこいい・・・)

平野氏はホロレンズを通して「ミックスリアリティーを世界に広め、これまでにない新しいデジタルの経験や新しいコミュニケーション、仕事の仕方の可能性を広げる」と紹介すると共に「テクノロジーの変化が企業のビジネスを通して、我々の生活をさらに良くするものにしたい」と基調講演を締めくくりました。

まとめ

企業ITが取り組むべき3つの課題

  • 安全な運用のためのセキュリティ
  • ハイブリッド管理の継続的な活用
  • 組織へ貢献するイノベーション

に関して、積極的な運用を行っている各社の事例や、豊富なデモンストレーションと共に解説されました。また、日本マイクロソフトの今後の取り組みを通じ、IT業界全体としての課題や可能性について身をもって体感できる、非常に濃い2日間となりました。
インサイトテクノジーも db tech showcase ※1 を通じてIT技術者(データベース技術者)の皆さまに、価値ある「学び」「気づき」「変化」を提供できるカンファレンスにするため、今後も邁進していきたいと思います!
( 弊社エンジニアが参加した技術セッョンのレポート記事も上がっております!こちらからぜひ、チェックしてみてください♪ )

※1 db tech showcase とは、”データベース技術のオモテもウラも語る” をテーマに、最先端テクノロジー、現場で得たノウハウ、活用事例を共有することで、データベースに携わるすべての技術者に「学び」「気づき」「変化」を提供する国内唯一のデータベース技術カンファレンスです。