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【dbts2019セッションレポート】データ連携だけじゃない!~データベースのクラウド移行やバージョンアップで実はネックになるあの話~

DB(データ管理)
【dbts2019セッションレポート】データ連携だけじゃない!~データベースのクラウド移行やバージョンアップで実はネックになるあの話~

こんにちは!インサイトテクノロジーマーケティング本部です。

ITシステムにも寿命があります。システムは市場やビジネスそして生活スタイルの変化に応じて進化が求められ、当然システムの基盤となっているデータベースも例外ではありません。しかし、データベース移行、特に異なるデータベース管理システムへの移行はこれまでたとえデータやスキーマ―の移行ができたとしても、SQLアプリケーションを移行することが難しく、DBMSのライセンスコスト削減や新機能利用によるメリットがあると分かっていても、なかなかチャレンジできませんでした。

この課題において、弊社プロダクトコンサルティング事業部の宮地とプロダクト開発本部の吉野が、データベースの移行を成功させるための注意すべき事項と弊社の製品であるInsight Database Testingの有用性を説明しました。当レポートでは、セッション概要をご紹介しています。詳しくお知りになりたい方は、ぜひ文末の「関連セッション」のリンクより講演資料をダウンロードしてご一読ください。

このセッションでは最初に、宮地から数多くのコンサルティング業務の経験を基としたDB移行およびバージョンアップ時に注意すべき以下の3つの課題が示されました。

  • アプリケーション修正コストの適正な見積り
  • テスト工数
  • 許容システム停止時間とデータ移行の方式

移行時に特に問題となるのが、許容停止時間です。すでに稼働しているシステムのDBを移行する場合、システムをどの程度停止できるかで移行方式を決めるべきだとしています。また、「止められない」システムの場合はレプリケーションツールが有効ですが、レプリケーションを行う場合、システム間でDBMS製品間での文字コードの違い、collationの違い、ソースとなる現行システムの更新頻度による処理遅延といったことへの注意が必要となります。

もう1つDB移行で課題となるのが、SQLアプリケーションの移行です。データやスキーマ―が移行できたとしても、移行元と移行先のDBMS製品が異なる場合は、そのままでは動作しないSQLが存在します。

同じDBのバージョンアップ時ですら100%のSQLが通る保証はないのですから、DBが異なる場合は、動かないSQLが発生すると考えなければなりません。しかし、これまでは、正確に動いているSQLが把握できないために、移行作業にどの程度の工数と期間が必要なのかを見積ることすら難しいのが現状でした。

この課題を解決するために、セッションの後半では、吉野が弊社の新製品であるInsight Database Testingによる解決案を示し、その有効性を説明しています。

DBの移行をお考えの方は、ぜひ、このセッションの講演資料を一読されることをお勧めいたします。

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