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【dbts2021 レポート】Amazon Aurora Update 〜Auroraのおさらいと1年間のアップデートをキャッチアップ

DB(データ管理)
【dbts2021 レポート】Amazon Aurora Update 〜Auroraのおさらいと1年間のアップデートをキャッチアップ

こんにちは、サービス本部の黄です。 db tech showcase 2021 3日目の[D18]のセッションである「Amazon Aurora Update 〜Auroraのおさらいと1年間のアップデートをキャッチアップ」のレポートをお届けします。

スピーカー名:アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
データベースソリューション部 ソリューションアーキテクト
矢木 覚 様

セッション概要:

システムのクラウド化に伴い、エンタープライズRDBMSの移行先としてAmazon Auroraが選択されるケースが増加しております。本セッションでは、Auroraの基本をおさらいするとともに、ここ1年間のAuroraのアップデートをまとめておさらいします。本セッションを通じて、Auroraの特性と近年のアップデートによりさらにミッションクリティカルに向けて追加された機能群をご確認いただけます。

はじめに

■Auroraの基本

Amazon RDS(RDS)は、Amazon Web Service(AWS)が提供するスケーラブルなクラウドリレーショナルデータベースで、オープンソースと商用データベースを提供しています。

RDSの中にAuroraがあり、AuroraはMySQLとPostgreSQL互換性のあるデータベースですが、AWSがさらに機能拡張したデータベースです。Auroraは、商用データベースの拡張性、安定性とオープンソースデータベースのシンプルさ、低コストを併せ持つという特徴があります。

そういわれると、たとえば、同じPostgreSQLの場合、RDSとAuroraはどう違うのかという疑問がでてきます。RDS for PostgreSQLのほうは、PostgreSQLに準じ既存と同じデータ構造(サーバーとデータベース)からアプローチしたデータベースです。それに比べ、Aurora PostgreSQLは既存のデータ構造とは異なります。最小管理単位は「Aurora DBクラスター」になり、ストレージコピーを3つの個別のAvailability Zone(アベイラビリティ―ゾーン、AZ)に分散させ、計算処理とストレージが分かれた構造になっています。それによって、高可用性と拡張性をより高めたデータベースになります。


■Auroraの過去1年間のアップデート

2014年にAurora MySQL、 2017年にAurora PostgreSQLが発売され以来、多くの機能拡張とアップデートを行ってきました。ここでは、2020~2021年までの過去1年間に行われた118のアップグレードのうち、商用データベースのマイグレーションに関するアップデータについて説明します。


1.ストレージ
  • 64から128 TiB(テビバイト)まで拡張可能。
  • Aurora ストレージの動的なサイズ変更機能が追加される。今までは10TBずつ自動拡張され、空き領域は解放されなかったが、今後はリサイズされ、使用領域のみ請求されるようになった。

2.高可用性
  • 大阪リージョンが新設される。
  • Aurora Global Database(DR)への機能拡張(Managed RPO、Write forwarding、Database clone、計画的なfailover機能など。)

パフォーマンス
  • Graviton2 プロセッサーの搭載(AWS独自開発したプロセッサー、高いコストパフォーマンス(1割ほど安い)と従来のものより性能も1.6倍アップ。)

運用・管理
  • Auroraサポートポリシーの改訂(12か月前に詳細なアップグレードのプロセス、DBクラスターへの影響を含め通知するので、お客様側でバージョンアップ計画が立てやすくなった。)

その他機能拡張
  • Serverless V2(データべ―スキャパシティ管理の複雑さを取り除く。)
  • Babelfish(データマイグレーションを助けるツールで、SQL ServerのT-SQLをPostgreSQLのSQLに変換することなくマイグレーションできる。)

まとめ

1.Auroraの基本について理解することができました。
2.過去一年間のアップデートや追加された機能について確認することができました。

聴講した感想

クラウドデータベースというと、その種類や内容も複雑で、業務に関係のあることをその都度端的に調べるという感じだったので、基本的なことや違いについては把握していませんでした。今回はAuroraやRDSの基本的な部分の理解と、うろ覚えだった部分も補充することができ、有意義でした。正直、初めて聞く機能(用語)の方が多かったのですが、紹介されたAuroraの機能についても興味が沸きました。また、基本をきちんと再認識できたせいか、以前よりもネット上の記載等を読んだとき、少しばかり理解しやすくなった気が(!)しました。

db tech showcase2021のアーカイブ動画・資料を12月末まで公開しております! 閲覧はこちらからご覧ください。

https://eventregist.com/e/TvkwJoawl5Dy
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